水のコラム
キッチンの蛇口の先を交換する方法は?交換するためのポイントや手順を詳しく解説します!
蛇口は交換する箇所によっては、自分で修理できます。中でも、蛇口の先は止水栓や元栓を閉めずに作業ができるので、初心者でも取り掛かりやすい場所です。
蛇口の先を交換しようとしている人は、交換のポイントや手順を確認した上で作業を進めていくと問題なく進められるはずです。この記事を読んで、キッチンの蛇口を交換してみましょう。
蛇口の種類とそれぞれの特徴
蛇口の種類は大きく分けて2つに分類できます。2種類の蛇口は仕組みが違っていて、使用している部品も異なります。まずは種類を確認しましょう。
■単水栓
単水栓は洗濯機の蛇口として使われていたり、公園の蛇口として使われていたりしています。水が流れてくる単水栓はハンドル部分に青い印があり、お湯が流れてくるたん推薦はハンドル部分に赤い印があるのが特徴です。
給水管1つに対してハンドルが1つなので、水かお湯しか流れてきません。単水栓の蛇口の先はパイプ式になっているので、引き抜いてから取り外し、新しい蛇口の先を挿入すれば交換が完了します。
■混合水栓
混合水栓は水とお湯を混ぜて、好きな水温に調整できる水栓です。混合水栓と一口にいってもかなり種類があり、お風呂で使われている2ハンドル混合水栓やサーモスタット混合水栓、キッチンで使われているシングルレバー混合水栓などがあります。
2ハンドル混合水栓は水とお湯のハンドルを回して好きな温度を調整できるのが特徴です。サーモスタット混合水栓は片方の回転式のハンドルを回して温度を調整して、もう片方のハンドルを回してシャワーと切り替えをする特徴があります。
シングルレバー混合水栓は、レバーを上下左右に稼働させて水の温度を調整したり止水させたりできます。
混合水栓の場合それぞれで使っている部品が異なるため、交換方法が若干異なります。中でもサーモスタット混合水栓は少しだけレベルが高く、初心者では交換にてこずってしまうかもしれません。
蛇口の先は自力で交換できる?
結論から述べると、蛇口の先は自力で交換可能です。単水栓、混合水栓に限らず自分で交換できます。
しかし慣れているわけではないではないため、交換に不安を覚える人もいるでしょう。業者に依頼する場合には費用がかかってしまうものの、蛇口の先以外にも劣化している部分があれば見つけてくれます。
したがって、蛇口を一度も交換していない家庭や、給水管などのパイプもチェックしてもらいたい人は、業者に依頼して交換するのがおすすめです。
蛇口の先を交換するためのポイント
蛇口の先を交換する場合、新しい蛇口の先を入手しなければなりません。実は簡単に手に入れられるので、必要な部品を確保できたらすぐにでも交換ができます。
しかし、部品を入手するにあたっていくつかポイントがあるので確認してください。
■自宅の蛇口に対応している部品を購入しなければならない
当然ですが、自宅の蛇口に対応していない部品を購入しなければ交換ができません。
ホームセンターで欲しい部品を買ったり、推測で購入したりすると、交換ができなくケースがあるので必ず確認してから買いに行きましょう。蛇口の形状やタイプを確認してから部品を選びましょう。
■単水栓は先端パイプ、混合水栓は吐水口
単水栓か混合水栓かで、先端の名称が変わります。多くの場合単水栓は先端パイプと呼び、混合水栓は吐水口と呼びます。
単水栓の場合はサイズを間違えないようにして先端パイプを購入しましょう。混合水栓の場合は、キャップやヘッドの吐水口があり、種類が非常に充実しています。より注意深く探してください。
また、同じメーカーの吐水口を購入しなければ、サイズが一致していても交換ができない場合があるため、メーカーも事前に調べておきましょう。
■蛇口の先を交換する際に機能を追加できる
蛇口の先端に新しく部品を取り付けることで、水ハネ防止をする機能やフィルター機能を追加できます。
また、機能を追加する部品はメーカーに左右されない特徴があるので、自宅の蛇口をより快適に使用できます。蛇口の先の交換を機に、蛇口を快適に使えるグッズも見てみてもよいでしょう。
蛇口の先の交換手順
蛇口の先の交換手順を確認する前に、必要な工具が自宅にあるかどうかチェックしましょう。
単水栓の先、先端パイプを交換する人はモンキーレンチが必要です。混合水栓の場合は、種類によって必要な工具が異なりますのでメーカーや部品の説明書を確認すると確実です。モンキーレンチやL字レンチ、ペンチやドライバー、シールテープまであると充分でしょう。
さて、工具が揃ったらいよいよ交換作業に入ります。冒頭でもお話しましたが、止水栓や元栓を閉める必要はありません。
■蛇口の先の交換手順:単水栓
単水栓の場合は非常に簡単に交換ができます。モンキーレンチを使って先端パイプを外したら、向きを確認して新しい先端パイプを挿入すれば交換完了です。
注意点としては、モンキーレンチで留め具を締めなければ、変なところから水が溢れてしまう点です。きちんと締めたら、水を流して先端パイプから水が流れるかチェックしましょう。
■蛇口の交換手順:混合水栓
混合水栓の多くがキャップ式かヘッド式です。キャップ式であれば、手でねじって簡単に外せます。もしキャップが見えないのであれば、コインを使ってひねって取り外しましょう。
キャップを外した際、本体に取り付けられている切替部なども外してしまって構いません。また、手で取れないような部品がある場合はペンチを使って引き抜きましょう。すべて取り外しができたら、新しいキャップを取り付けて完了です。
ヘッドの交換も同じ手順で対応できますが、ヘッドはツメでひっかけて取り付けるメーカーもあるので注意してください。手が使えない作業はドライバーを使うのがおすすめです。
■業者に依頼して交換するのはアリ?
修理に疎い人や、初めて交換する人は業者に依頼して交換するのも選択肢の1つです。
実際、交換の際にナットを強く締めすぎてしまったり、強引に部品を取り付けたりして破損させてしまうと、修理箇所が増えてしまうため、結果的に業者を呼んで修理するしか方法がありません。
蛇口やパイプは細く少し力を超えてしまうと本体が壊れてしまうケースが多く、劣化している場合は非常に壊れやすいため、プロでも慎重作業を行っています。水漏れが原因で蛇口の先を交換する人や十数年一度も蛇口を交換していない人は、業者に蛇口だけではなく給水管も見てもらって修理が必要かどうかを確認するのもおすすめです。
また、万が一蛇口全体を一括交換するとなった場合、止水栓や元栓を閉めて作業をしなければなりませんし、センサーで反応する蛇口を取り付ける場合は電気に関する知識も必要になります。
専門的な技術に加え、専門的な知識も必要になるケースもあるため、経年劣化している場合は業者にいろいろな場所を見てもらうとよいでしょう。
まとめ
蛇口の先は自力で修理が可能です。上記に記載したポイントをしっかりと押さえ、丁寧に確実に交換作業を進めていってください。
しかし、修理や交換に関する知識を持っていない人は無理せず業者に依頼して交換してもらいましょう。また、これまで一度も蛇口や給水管の交換をしてもらっていない人は、業者を呼んだ際に見てもらって修理なのか交換なのか判断してもらいましょう。
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