水のコラム

トイレ詰まりを熱い湯や洗剤で溶かす方法

2023年05月31日 トイレ

突如トイレが詰まるとびっくりしてしまいますよね。この詰まり問題は、熱い湯や洗剤でも解消することが可能なのです。しかし、どのような原因でも効くというわけではありません。

そこで今回は、トイレ詰まりを熱い湯や洗剤で溶かす方法について解説します。

ティッシュやトイレットペーパーなどの詰まりを溶かして解決

ティッシュやトイレットペーパー、トイレ清掃用シートなどの詰まりはそのまま水に浸けておくだけでも一定レベルで溶けていきます。

ただし、水の力だけでは時間がかかりすぎて、大量なケースは最後まで溶けない場合も多々あります。以下、3つの方法を用いてティッシュやトイレットペーパーなどを溶かす方法を解説します。

トイレの詰まりトラブルを熱い湯を使って溶かす
熱い湯で溶かす方法が最も簡単でやりやすい方法です。ただ、3つの方法内で最も威力がないので、重曹・お酢や洗剤が自宅にある場合、それらを使った方がいち早くしっかりと詰まりを解決できます。

熱い湯でティッシュやトイレットペーパー・便所用清掃シートの詰まりを解消するには、まず45℃〜50℃程度の熱い湯を準備してください。

この45℃〜50℃の熱い湯を便器内に注いだ後、1時間程度そのままにします。作業はこれだけです。コツは沸騰したばかりの熱い湯ではなく、45℃〜50℃程度のややぬるい熱い湯を使用することです。

トイレは陶器でできているので、熱すぎる湯を注ぐと亀裂割れや故障の原因になる危険があるので注意してください。

重曹とお酢で溶かす
重曹とお酢と熱い湯を用いた方法は、効果の程度で言うと中級レベルです。熱い湯だけを使う方法よりは効果を出しやすく、洗剤の方法よりは効果が落ちると考えておきましょう。

使うのは重曹・お酢・熱い湯ですが、お酢の代わりにクエン酸を使うこともできます。そして、熱い湯の温度は先述と同様に45℃〜50℃を目処に準備してください。

重曹・お酢(クエン酸)・熱い湯を使用して詰まりを直す方法は以下の手順となります。

・重曹を投入(50ml)
・お酢(クエン酸)を投入(100ml)
・便器の半分の位置までぬる湯を注ぐ
・1時間程度放置する

便器の水位が上昇しているときは、重曹を投入前に給油ポンプを使って水位を下げておくとスムーズでしょう。基準としては、普通の水たまりと同量に調節してください。重曹・お酢(クエン酸)・熱い湯を入れた後は、熱い湯のみを使う方法と同様に60分そのままにするだけで完了です。

液状洗剤を使って溶かす
ティッシュやトイレットペーパー、便所用清掃シートを1番効率よく溶かす方法は液状洗剤を用いたものです。大量のトイレットペーパーを流した場合は液状洗剤を使用して溶かすようにしてみてください。

液状洗剤の中には、中性洗剤・アルカリ性洗剤・酸性洗剤の3タイプがあります。そのうち最適なのはパイプユニッシュに代表されるアルカリ性洗剤です。

パイプユニッシュが自宅にないときは中性洗剤のキッチン用洗剤でも大丈夫ですが、より高い効果を期待するのであればアルカリ性洗剤を使ってください。

液状洗剤を使用して詰まりの原因を溶かす方法は以下の手順となります。

・便器内の水位をコントロールする
・液状洗剤を便器内部に注ぐ
・20〜30分間そのまま待つ

はじめに洗剤が薄まることのないように便器内の水位をコントロールしましょう。普段の水位を基準にして水位をコントロールしてください。

続いて液状洗剤を注ぎますが、例えばアルカリ性洗剤のパイプユニッシュを使う場合は150ml程度を便器内に注いでください。中性洗剤のキッチン用洗剤を使う場合はボトルの半分程度(100ml)を注ぎます。

液状洗剤を便器内に注いだら、20〜30分くらいそのままにして詰まりの原因を溶かしきりましょう。

排便物が原因のトイレ詰まりを溶かしながら解決

沢山の排便物がつまった場合は、熱い湯またはアルカリ性洗剤で溶かします。排便物をそのままにしていても溶け出しますが、トイレの温度が低いと溶けないので、熱い湯かアルカリ性洗剤を使った方が直ちにトイレの詰まりを解消できます。

熱い湯・アルカリ性洗剤を使ってトイレ詰まりの原因を溶かす方法を説明します。

トイレの排便物を熱い湯で溶かす
トイレットペーパーが詰まったときと同様に、排便物を溶かす場合も熱い湯を使うのが最も手軽な方法です。排便物を溶かす際もトイレットペーパーを溶かす方法と同様の手順でしますが、ひとつ異なるのが熱い湯の温度です。

排便物が水に溶けない一因が水温の低さなので、便器に注ぐ熱い湯の温度は50℃近くまで上げておくことをおすすめします。50℃の熱い湯を便器に注ぎ、30分くらいそのままにすれば徐々に排便物が溶けていきます。

注意点としては、熱い湯の温度を上げすぎないことです。熱い湯が高温だと陶器でできたトイレが亀裂割れしたりする恐れがあるので、必ず50℃を超える熱い湯は使わないようにしてください。

トイレの排便物をアルカリ性洗剤で溶かす
アルカリ性洗剤を使用して排便物を溶かす方法は、先述のトイレットペーパー類を溶かす方法と変わりません。

アルカリ性洗剤のパイプユニッシュを使う前提で解説します。

・便器内の水位を調節する
・アルカリ性洗剤を便器内に投入
・20〜30分そのままにする

はじめに洗剤が薄くならないように便器内の水位を調節しましょう。普段の水位を基準に水位を調節してください。

続いてアルカリ性洗剤を注ぎます。アルカリ性洗剤のパイプユニッシュを使う際は150ml程度を便器内に注いでください。アルカリ性洗剤を便器内に投入したら、20〜30分程度そのままにして排便物を全部溶かします。

尿石が原因のトイレ詰まりを溶かしながら解決

尿石が原因のトイレ詰まりを溶かしながら解消する方法を解説します。尿石が詰まりの原因になる場合は、主に男性専用小便器です。

尿石はアルカリ性の汚れなので、液状酸性洗剤で溶かしながら詰まりを解消します。手順は以下の通りです。

・便器の汚水を汲み出す
・便器の目皿を外し酸性洗剤に5分くらい浸して清掃ブラシでこすり洗いする
・便器に酸性洗剤を注ぎ15分間そのままにして水を流す
・酸性洗剤をアルカリ剤で中和させる

男性専用小便器を清掃する場合は、まず便器の下のところに付く目皿を取り外します。取り出した目皿に酸性洗剤を5分ほど浸して清掃ブラシでこすり洗いしましょう。

続いて便器内に酸性洗剤を250g程度注ぎます。こちらは15分間そのままにした後に水を流します。仕上げに、酸性洗剤をアルカリ剤で中和して終了です。

ポイントとして、男性専用小便器の目皿は陶器で作られており、割れやすいので扱いには十分注意してください。

トイレ詰まりの原因を溶かせない場合

どんな状況でも溶かしてトイレの詰まりを解消できるわけではありません。今回のケース「トイレットペーパー・ティッシュ・トイレ清掃用シート・排便物・尿石」以外の詰まり物を溶かすのは厳しいでしょう。

例えば、生理用品や紙オムツ類は吸水すると膨らむので、同じく溶かして解消するのは難しいです。

熱い湯や洗剤を使ってトイレの詰まりが解消されないケースは、専門業者に依頼するのがいいでしょう。専門業者だとトイレの詰まりをいち早く・適切に状況を判断して詰まりを直せます。

軽い詰まりだと訪問から5分程度で解消する場合も少なくないでしょう。修理費用は詰まりの状況に左右されますが、便器を外す必要がない手軽な場合だと8,000円程度で修理可能です。

各業者や状況によってもかかる費用は変動しますが、詰まりが軽いうちに専門業者に依頼した方が結果として修理費用を安く抑えられます。

まとめ

今回は、トイレ詰まりを熱い湯や洗剤で溶かす方法を解説してきました。

軽度の詰まりであれば、熱い湯や重曹などで溶かせることが理解していただけたかもしれません。まずは自宅にあるもので対処してみてください。

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