水のコラム
キッチンシンクの価格相場は?安く抑えるコツもあわせて紹介!
「キッチンシンクを新しくしたいけど、高いのかな」と、費用が気になってなかなか踏み出せないこともあるでしょう。
価格相場をお伝えするのと同時に、キッチンシンクについてもより知っていただければと思います。キッチンシンクにはいろいろな素材があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
キッチンシンクについて詳しく知り、交換の判断に役立ててください。
キッチンシンクの価格相場は?
キッチンシンクを交換する場合、システムキッチンとセクショナルキッチンでも価格は異なります。
さまざまな条件や状態によって、かかる費用に違いがでますが、シンクのみを交換するのであれば、約10万円~20万円程度の予算を考えておくとよいでしょう。
シンクの素材によって価格は幅広くなりますが、圧倒的にステンレスが費用を抑える上では有利といえます。ただし、同じステンレスでもカラーステンレスだと価格は2倍近く変わってきます。人口大理石のものも約2倍の価格になるでしょう。
キッチンシンクのみの価格でいえば、100cm以内のステンレスで3万円~5万円ほどが相場といえます。100cm以上でも10万円以内で購入可能です。実際に交換する時の施工費は、プラス2,3万円程度と考えておくとよいでしょう。
キッチンシンクの素材の特徴
キッチンシンクにも多様な素材があります。
それぞれのメリット、デメリットを把握して、お好みのキッチンシンクを探してみましょう。
■ステンレス
ステンレスのシンクは最も広く使用されていて、汚れやサビに比較的強く、耐熱性が高いのが特徴です。流通量が多いため価格も安く、費用を抑える素材として適しています。
デメリットとしては、水垢が目立つため、掃除を怠ると光沢がなくなる点です。光沢があるピカピカの状態を保たなければ、見た目の美しさは維持できないでしょう。
無機質な印象のステンレスに、エンボス加工や、ライン状のヘアライン加工などを施し、印象を変えることでデザイン性を上げることも可能です。
■カラーステンレス
近年、デザイン性でも注目されているカラーステンレスは、無機質なステンレスに特殊なセラミックコーティングを施した素材です。
色付けができるため、理想の雰囲気に合わせることが可能です。コーティングによって耐久性が増すこともメリットのひとつです。
デメリットは、年月の経過と共にコーティングした塗装が剥がれてしまう点にあります。
■人口大理石・人造大理石
まずは2つの違いを理解しましょう。
人口大理石とは、アクリル樹脂やポリエステル樹脂が主な原料であり、天然大理石はまったく使われていない素材です。一方人造大理石は、天然大理石を粉砕してセメントや樹脂などで固めた素材です。
質感を重視するメーカーなどが取り入れています。この2つの素材の最大の特徴は、何といっても多様なデザイン性にあります。また高級感を出しやすいともいえるでしょう。
耐熱性や耐久性が高い点もメリットのひとつです。天板とシンクのつなぎ目のないキッチンにできるところも、大きな魅力です。
デメリットは、熱やシミにより変色が起こりやすい点です。経年劣化による黄ばみも出やすいでしょう。垂れた醤油などでも放置すると、シミとなって残る場合があるので、気をつける必要があります。
■ホーロー
金属にガラスの釉薬を高温で焼きつけた素材がホーローです。
滑らかな質感が好まれる傾向にあります。耐熱性が高く、傷つきにくい、臭いが移りづらい点が特徴といえます。
デメリットは、硬いものを落としたりぶつけたりしてしまうと欠けやすい点と、経年劣化によるサビがつきやすいことです。これは表面の釉薬がはがれることによって起こります。
■陶器
陶器と聞くと割れやすいと不安に感じる方も多いと思いますが、シンクに使われる陶器は厚みがあり、決して脆いわけではありません。
しかし、重たいものを落としてしまうと割れる可能性はありますので、注意は必要です。表面に釉薬を使用しているので、サビにくく、酸やアルカリにも強いという特徴があります。非常に衛生的ともいえるでしょう。
一見するとホーローにも似ていますが、残念ながら耐久性は劣ります。
キッチンシンクのリフォーム費用を安くするには?
リフォームとなるとどうしても費用はかさんでしまうものです。
少しでも費用を抑えたいと考えているのであれば、ぜひ以下を検討してみてください。
■他箇所の工事を一緒に依頼しよう
キッチンシンク以外にリフォームを検討している箇所はありませんか?リフォームを依頼する際は一か所だけでなく複数個所依頼することで費用が安くなる傾向があります。
業者側も仕事として効率よく、ある程度まとまった利益も見込めるためです。
水回りをまとめてリフォームするなど、リフォームの質を落とさずコストも抑えられるよう、業者に相談してみるのもよいでしょう。
■キッチンシンクを自分で用意する
費用を抑えるために、自分自身でキッチンシンクを用意することも方法のひとつです。
選択肢も広がり、いろいろ調べることで安価なキッチンシンクを購入できるでしょう。気をつけなければならないことは、キッチンシンクに不具合があった時には、自分で販売元に連絡を取って対処しなければならないことです。
また自分自身で購入した設備のリフォームには対応していない業者もあります。確認を忘れないようにしましょう。
■シンクのグレードを落とす
使い勝手重視であれば、グレードを落としてもさほどの違いはないといえるでしょう。
キッチンシンクの素材の違いで、費用も大きく変わります。ただしデザイン重視となると、よく検討しなければなりません。
デザイン性の高いおしゃれなキッチンを目指すには、素材選びは重要なポイントとなるからです。
■見積もりは2、3社に依頼する
見積もりは信頼できる2、3社の業者に依頼しましょう。
同じ内容のリフォームでもその費用は業者によって異なります。比較検討することで、適正価格の目安も付きやすく、結果的にムダを失くすことにもつながります。
見積もりを確認する際は、費用に含まれるもの、含まれないものが業者によって異なるので間違うことのないよう気をつけましょう。
キッチンシンク選びのポイント
理想のシンクに近づくために、シンク選びのポイントについてお伝えします。
何を優先させるかよく検討して、最適なシンク選びをしていただければと思います。
■耐久性
シンクを選ぶ際、耐久性は非常に大切なポイントです。
とくに耐熱性の高さと衝撃に対する強さを確認するとよいでしょう。価格を抑えて設置しても劣化が早ければ、価格を抑えた意味がありません。
長く使えることも考慮して選ぶようにしましょう。
■汚れにくさ
毎日使うシンクですから、お手入れも負担少なく済む素材がよいでしょう。
汚れがつきにくく、スポンジで簡単に汚れが落とせる素材であれば、掃除の負担が軽減できます。
清潔な状態を保ちやすい素材を選ぶことが、快適なキッチンづくりにつながります。
■カウンターとのバランス
シンクとカウンターとのサイズバランスも非常に重要です。
カウンターのスペースが狭すぎても広すぎても、作業効率が悪くなります。
また素材の相性もありますので、組み合わせを充分に検討しましょう。
カウンターと同じ素材にするのと、違った素材にするのとでも印象は大きく変わります。
■形状や深さ
シンクには、かまぼこ型と四角型があります。
かまぼこ型はデザイン性にも優れ、排水溝に向かって高低差があるため、水切れがよいというメリットがあります。
一方四角型は、シンクを広く使えることがメリットです。使い方によってタイプを決めるとよいでしょう。
■静音制
静音設計されているシンクは、水を流しても音が気にならず、静かに使うことができます。
跳ねも少ないため汚れが飛び散らず、お手入れのしやすいシンクです。こだわりがある方は検討してみることをおすすめします。
■デザイン性
自分好みのシンクをイメージしましょう。
シンプルな印象であればステンレス、質感や色などにこだわりがあれば、人工大理石やカラーステンレスを検討してみるとよいでしょう。
■価格
シンクは素材によって価格も大きく異なります。
価格はもちろん重要ですが、毎日長く使うことを考慮して、価格だけにとらわれず、掃除のしやすさや使いやすさを重視して選ぶことをおすすめします。
まとめ
キッチンシンクにはさまざまな種類や特徴のあることがおわかりいただけたかと思います。リフォームを検討する際に、ぜひ多くのキッチンシンクをご覧になってください。
キッチンシンクは長く使うものです。また毎日のお料理を調理する場でもありますから、使い勝手よく清潔に使いたいものです。
リフォームを依頼する業者選びも慎重に行いましょう。信頼できる業者に依頼できれば、相談もしやすく何かトラブルが起きても、迅速に対応してくれることでしょう。
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