水のコラム

キッチンの排水溝つまりの解消方法!

2021年12月09日 キッチンの直し方・メンテナンス

キッチンの排水溝がつまった時は、何とかして早く解消したいもの。とりあえず掃除してみるという人も多いのではないでしょうか。

もちろんつまってしまった場合の対処法も重要ですが、原因を知り、今後つまりを起こさないように対策することも大切です。この記事では、キッチンの排水溝つまりの原因や解消方法など、詳しく解説します。

キッチンの排水溝がつまる原因

キッチンの排水溝がつまる原因でも一番多いと言われているのは、油汚れです。油は水に溶けない成分のため、排水溝に流れると、排水溝の奥や排水管で冷えて固まってしまいます。

そして、こびりついた油に食材カスや洗剤カスがついて大きな塊になってしまうのです。その結果、水の通り道を塞いでしまい、排水溝をつまらせることになります。

また、食材カスも排水溝がつまる原因になります。食材を切った際に出たカスや、料理中のカスは三角コーナーに入れる方が多いでしょう。

一見しっかりカスが流れることを防げていると思っていても、実は、小さなものは三角コーナーを抜けて排水溝に流れてしまっていることがあります。特に、排水溝のゴミ受けが設置されていない場合や、ゴミ受けの目が粗い場合にありがちです。

さらに、キッチンで使用する洗剤や石鹸も排水溝がつまる原因になります。これらを流しても、すべての成分が水に溶けるわけではありません。溶け切れずに残った洗剤カスは、徐々に排水管にこびりつき、つまりの原因となってしまうのです。

また、油と一緒に排水管の中でくっつくと、より大きな形となって排水管に留まってしまうのです。

加えて、スプーンや箸、フォークなどの固形物を流してしまうことも、排水溝のつまりの原因になります。固形物は水に溶けないため、流してしまうと大変です。この場合は、自分で取り出すのは難しいことが多いので早めに業者を呼んで対応してもらいましょう。

キッチンの排水溝つまりの解消方法

ここではキッチンの排水溝つまりの解消方法を3つ紹介します。1つ目は、タオルをつめて抜くという方法です。

まず、排水溝にタオルの片端をつめて排水溝に栓をし、シンクに40〜50度のお湯を溜めます。そして、タオルを引き抜くだけです。お湯を流した水圧を利用してつまりを流すことができます。軽い油汚れに対応できる、お手軽な方法なので試してみてください。

2つ目は、重曹とお酢を使用してつまりを解消する方法です。重曹とお酢を使って掃除をしたこともあるのではないでしょうか。常備している家庭も多く、無くてもすぐに手に入るので、こちらも簡単にできる方法といえます。

必要なものは重曹100gと、お酢50mlと40〜50度のお湯だけです。お湯は、お酢と同じ量を用意しましょう。やり方としては、まず排水溝に重曹をかけて、その上からお酢をかけます。その後、30〜60分ほど時間をおき、お湯で流します。

作業中には炭酸ガスが発生するので、しっかり換気することをおすすめします。

3つ目は、液体式のパイプクリーナーを使う方法です。溜まっている油汚れやカスなどのつまりを溶かす働きがあり、ホームセンターやドラッグストア、スーパーなどで入手可能です。

液体式パイプクリーナーを使用する際は、皮膚につかないように必ずゴム手袋を着用するようにしましょう。

使い方は、とても簡単です。まず、排水管に液体を注ぎ、時間をおきます。注意書きで書いてある通り時間をあけましょう。時間が経ったら水をたっぷり流して完了です。

液体式パイプクリーナーは強力なので大抵のつまりは解消できるでしょう。それでも解消できないつまりの場合は、業者を呼んで対応してもらうことをおすすめします。

キッチンの排水溝つまりを未然に防ぐためには?

前述したとおり、キッチンの排水溝つまりの主な原因は油です。そのため、油をできるだけ排水管に流さないようにすることが大切です。

流す量を減らすだけでも、大きな予防になるでしょう。油を使った調理をする際は、凝固剤を使って固めてゴミとして捨てることができるので、ぜひ積極的に取り組みましょう。

また、三角コーナーだけでなく排水溝にゴミ取りネットを取り付けることで、細かいゴミが流れていくことをある程度防げます。簡単に取り付けでき、排水溝の掃除も楽になるのでおすすめです。

さらに、液体パイプクリーナーを使用し、週に1回ほどのペースで定期的に掃除をすると効果的です。何かがつまってしまった後に使用することが多いパイプクリーナーですが、日頃から使用することでつまりの原因を作らないようにできるので、大きな排水溝のトラブルは未然に防げるでしょう。

まとめ

水に溶けない油汚れ・食材カス・洗剤などは排水溝のつまりの原因になります。中でも油によるつまりがよくあるケースですが、軽い油汚れの場合は、タオルをつめて抜くという方法などでも解消するかもしれません。

少し強い油汚れの場合は、液体式パイプクリーナーを使用することをおすすめします。そして、できれば今回触れたつまりを未然に防ぐ方法を実践し、快適な生活を送りましょう。

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