水のコラム
寒い地方ではトイレも凍結する!凍結予防と修理方法を解説
寒波がやってくると、水道の凍結対策をする必要があります。とくに、寒さが厳しい地方では、蛇口はもちろんトイレの対策も必要です。
しかし、トイレは蛇口のような水量調節ができません。対策が必要なのはわかるけど、どのように対策したらいいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、トイレの凍結予防策と、解凍方法を解説します。寒い時期でも快適な環境を守る知識としてお役立てください。
トイレが凍結する可能性が高い条件
トイレも蛇口同様寒くなると凍結する可能性が高くなります。しかし、実際は蛇口が凍結してもトイレは使えるケースも多く、凍結の条件は微妙に違います。まずは、対策が必要になる可能性が高い条件を覚えましょう。
気温が-4℃以下になるとき
水道は-4℃になると凍りやすくなります。これは水周り全体で共通する条件です。トイレも例外ではありません。天気予報で最低気温が-4℃になる日が表示され始めたら、対策を検討しましょう。
長期間留守にするとき
上記の条件に加え、旅行や出張などトイレを長期間利用しない期間があると、凍結する可能性が高くなります。大体1週間からが目安です。寒い時期に1週間以上家に誰もいない状態が続くようなら、トイレの凍結対策をしておきましょう。
凍結箇所の見分け方
トイレは複数の場所で凍結が発生します。これは、トイレタンクの中と配管の中に水が溜められているためです。中の水が凍ることで故障や不具合が発生します。解凍の際は、凍結箇所を正しく見極めなくてはなりません。
凍結のときに発生する症状とあわせて凍結箇所を解説します。凍結が発生したときは、子の見分け方を参考にしながら修理してください。
タンクに水がこない
タンクに水が来ない場合、給水管とタンク内のパーツに異常が発生しています。まずはタンクの中を確認しましょう。タンクの中が凍っているなどの異常がなければ、止水栓と給水管で凍結が発生している可能性が高いです。
タンクが凍っている場合はタンクを、配管が凍っている場合は配管を解凍しましょう。修理する場所が隣接しているため、間違えないようにしてください。
便器の中を流せない
水を流しても流れない場合、排水管に異常が発生しています。トイレの中には悪臭や虫が下水から這い上がってこないようにするための封水が溜められていますが、この封水が凍ってしまうと、流れなくなったり、流れが悪くなったりします。
この場合、排水口やその先の配管を解凍する処置が必要です。正しい対処をしてください。
トイレの凍結には水抜きが有効
トイレの凍結は凍結箇所が複数発生するため、非常に厄介です。凍結する可能性が高い場合は、先に予防しておかなくてはなりません。
トイレの凍結予防策として有効なのが、水抜きです。トイレの水抜きは蛇口とは違う手順を踏みます。少々複雑ですが、慣れれば誰でもできます。トイレの水抜きの仕方を覚えましょう。
タンクの中を空にする
水抜きの際はマイナスドライバーと不凍液をご用意ください。まずはドライバーで止水栓を閉めます。閉める際ネジを回した回数を覚えておきましょう。あとで栓を開けるときに使います。
止水栓を止めたら、トイレのレバーをおろして水を流します。これでタンク内の水抜きは完了です。完全に水が流れなくなったら、次の段階に進みます。
ウォシュレットから水を抜く
ウォシュレットがあるなら、その中からも水を抜きます。ウォシュレットはメーカーや型番により構造が違うため、水抜きもそれぞれの方法で行わなくてはなりません。やり方は説明書に記載されているので、確認しながら作業しましょう。
ノズル掃除モードや水抜き栓を使って水抜きするものが多いですが、まれに商品によりパーツを完全に取り外さないと、水抜きできないものもあるためご注意ください。水抜きが難しい場合は、ウォシュレットの設定温度を高めに設定すれば凍結予防になります。
便器内の封水に不凍液を入れる
タンクとウォシュレットの水抜きが終わったら、便器内の凍結対策に移ります。便器の水は、悪臭や虫が這いあがってくるのを防ぐ役割があるため、抜いてはなりません。代わりに不凍液を入れます。
不凍液は車用のものではなく、住宅用と記載されているものを購入します。車用のものを入れてしまうと、故障につながるためご注意ください。不凍液は、ホームセンターなどで販売されています。不凍液を入れたら、水抜き作業は完了です。
トイレにより凍結防止機能がある場合も
トイレのウォシュレットや便座の中には、凍結予防に役立つ機能が搭載されているものも多いです。これらの機能を活用するのもよい方法です。また、凍結を予防するソケットや止水栓を導入すれば、自動で凍結を予防してくれるため、手間がかかりません。
トイレを設置・リフォームする際は、凍結予防機能が搭載されたものを選べば、いちいち対策する必要がなくなります。寒い時期の対策が手間なら、トイレの機能を利用することもご検討ください。
凍結したときの対処法
うっかり対策をし忘れたとき、トイレを解凍しなくてはなりません。配管や水周りの凍結は、正しい方法で解凍しないと配管の破裂などのトラブルを招きます。
トイレを解凍するときの正しい対処法を解説しますので、万が一のときはこちらの内容に沿って行動してください。
解凍できるまで待つ
一番安全な方法です。凍結した配管や水周りは、気温が上がれば解凍できます。トイレも同じです。待てるようなら自然に溶けるまで待ちましょう。遅くともお昼頃には解凍されます。解凍するまで待てないようなら、この後解説する方法をお試しください。
ぬるま湯を入れる
解凍するまで待てないようなら、トイレタンクや配管にぬるま湯を入れましょう。トイレは陶器でできているため、熱湯を注ぐとひび割れを起こします。触っても厚くない程度の温度のお湯を入れましょう。大体30~40℃程度です。
配管が凍結した場合は、配管にタオルを巻いてからかけるようにしてください。お湯の後処理が気になるなら、使い捨てカイロをタオル越しにあてるのも有効です。直接あてると破損の危険性があるため、ご注意ください。
室内を温める
室内全体を温めるのもトイレの解凍に有効な方法です。トイレにつながる部屋を暖めるほか、ヒーターをトイレの前に置きましょう。
お湯やカイロと同じく、ヒーター才一ギルトトイレの故障につながります。入り口当たりに置くようにして、トイレを直接温めないようにしましょう。
しばらく温めたら水を流して正常に動いているか確認してください。溶けるまで待つ方法と同じく時間がかかりますが、部屋を暖める分こちらの方が早く解凍できます。
自分で修理できないときは業者へ連絡する
凍結はこれまで解説した方法で改善できますが、まれにうまくいかないこともあります。ここで無理に温めようとすると、配管やトイレの破損を招くため、危険です。うまくいかないときは業者の力を借りてください。
また、凍結すると配管などが破損することもあります。このような場合もすぐに業者を呼んでください。
水が流れるようになると水漏れにつながるため、業者が来るまでの間に止水栓を止めておきましょう。水漏れが心配なら、合わせてタオルなどを巻いておくと安心です。
まとめ
寒い地方で気温の低い日々が続くと、蛇口だけでなくトイレも凍結することがあります。トイレは凍結する場所が複数あるため、凍結した場所ごとに解凍しなくてはなりません。
凍結による故障の可能性が高いときは、どこが凍っているのか確認するところから取りかかりましょう。
凍結を避けるには、水抜きをはじめとした対策が必要です。また、対策をし忘れてしまったときのために、解凍方法を押さえておくのも忘れないようにしましょう。どうしてもうまくいかないときや別の故障が発生しているときは、業者の力を借りてください。
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