水のコラム

排水口からボコボコ音がなる原因は?原因別に直す方法を詳しく解説!

2023年03月20日 水回り

キッチンの排水口からボコボコと音が鳴っていないでしょうか。もしかするとそれは日々の使い方が原因で排水管に負荷をかけているからかもしれません。

そこで今回は排水口からボコボコ音が鳴る主な原因、ボコボコ音が鳴っているときの原因別の対処法、それでもボコボコ音が消えないときにすべきことについて詳しく解説します。ボコボコ音が発生したときに、適切に対処できるようにしておきましょう。

排水口から聞こえるボコボコ音の原因は?

排水口からボコボコと音が鳴るのはどうしてなのでしょうか。ここでは排水口からボコボコと音が鳴る主要な原因について解説します。

空気の入り口が十分でない
まず、考えられるのが「空気の入り口が十分でない」ということです。

基本的に排水口には空気の入り口があり、その入り口があるおかげで水がスムーズに流れていきます。一方で空気の入り口が十分にない場合、スムーズに水が流れなくなってしまいます。身近な例で説明します。

紙パック飲料でストローの穴を開けて、さかさまにすると飲料はこぼれてくるでしょうか。この場合、飲料がこぼれてくることはありません。ストローの穴だけでは空気の入り口が十分でないためスムーズにこぼれ落ちるということがなくなります。

これと同じ現象が起こっているため、スムーズに水が流れていくことができずボコボコと音が鳴っているということになります。

排水管がつまっている
もう一つ考えられることは、排水管のつまりです。排水管につまりの原因物質が堆積していると、空気が波を打って移動し、空気が断続的に入ることになってしまいます。断続的な空気の出入りによってボコボコと異音が発生してしまいます。

先ほどの原因は排水口の構造的な問題でしたが、こちらは日々の使い方が原因で起こっているトラブルです。「最近急にボコボコと音が出るようになった」という場合はつまりが起こっている可能性があります。早めに対処することでつまりは自分でも解消出来ることがあります。放置せずに早めに対処するようにしましょう。

排水口からのボコボコ音を消す方法

では、排水口からボコボコ音が鳴っている場合どのようにすると消すことができるのでしょうか。ここではボコボコ音が鳴っているときの対処法について原因別に解説します。

空気の入り口が十分でないとき:通気弁を利用する
空気の入り口が十分でないことが原因でボコボコ音が出ている場合には、排水口の構造上の問題であり、不適切な使い方によるものではありませんでした。

その場合には、通気弁と呼ばれる部品を新たに外付けすることでボコボコ音を消すことができます。通気弁は空気の出入りをスムーズにしてくれる部品であり、適切に設置することで水がスムーズに流れるようになります。通気弁はホームセンターなどで購入できるので、ご自宅の排水口に設置できるかどうかを確認して購入してみるとよいでしょう。

排水管がつまっているとき:40~50度のお湯を使う
排水管のつまり解消に役立つのがお湯です。お湯を用いることで排水管のつまりの原因物質を溶かし、水の流れをスムーズにすることができます。

では方法を説明します。まずは雑巾やラップなどで排水口を一時的にふさいで水が入らない環境にしてください。そして40~50度のぬるま湯を準備しましょう。

準備したお湯を一気に排水口に流すことで、水圧と水温でつまりの原因物質を流しきることができます。特に熱に弱い油汚れが固まってつまりを起こしている場合に有効です。

お湯を準備する際には温度に注意が必要です。40度未満のお湯は十分な効果が期待できず、熱湯の場合には排水管が溶けたり破損したりする恐れがあり非常に危険です。安全につまりに効果がある40~50度のぬるま湯を準備するようにしましょう。

排水管がつまっているとき:重曹と酢(クエン酸)を利用する
重曹と酢を利用することで相乗効果が期待でき、排水管のつまり解消に有効です。

では方法をご紹介します。まずは粉末の重曹を排水口に満遍なく振りかけてください。重曹を振りかけた後に食酢を全体にかけましょう。これにより化学反応が起き、発砲してきます。

この状態でしばらく放置して汚れやつまりの原因物質を浮かし分解させます。しばらく放置してぬるま湯を流してしっかりと流れるかどうかを確認してみてください。

排水管がつまっているとき:ラバーカップを利用する
スッポンとも呼ばれるラバーカップはトイレのつまり解消道具の印象が強いかもしれません。実はキッチンの排水口、排水管つまりの解消にも有効的です。

では方法をご紹介します。まずは排水口に少しだけ水を溜めてから作業を始めます。ラバーカップのゴム側の先端で排水口をしっかりと覆ってください。そのままラバーカップをゆっくりと押し込み、しっかりと押し込んだら勢いよく引っ張りましょう。

これを何度か繰り返すと水圧の大きな変化によってつまりの原因物質が溶けてつまりを解消できます。トイレ用のラバーカップだと使用しづらいため、キッチン用に少し小さめのものを準備しておくことをおすすめします。

排水管がつまっているとき:ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシを用いることで、つまりの原因物質へと直接アプローチすることができ、つまりを解消することができます。

また、ワイヤーブラシはワイヤーの部分を自由に曲げることができるため、S字の形状をしているような排水管であっても簡単に掃除をすることができるのが大きなメリットです。

では方法をご紹介します。まずは排水口からブラシ側の先端を排水管に向けて差し込みましょう。無理に差し込むと排水管を傷つけてしまうため、ゆっくりと押したり引いたりしながら奥へと差し込んでいってください。

直接つまりの原因物質に到達したら、原因物質を徐々に削っていき崩していきましょう。最後にぬるま湯で原因物質を流せば完了です。

どうしても直らない場合には業者に連絡しよう

ボコボコ音が発生する原因と、解消する方法について解説してきました。排水口の構造上の問題のときには通気弁の取り付け、排水管のつまりが原因のときにはいくつかの対処法により解消が見込めました。

しかし、ここでご紹介した方法を試せば必ずボコボコ音を解消できるというわけでもありません。

自分で対処法を試してみても症状が解消しない場合には、速やかに専門業者に依頼して作業してもらうようにしましょう。専門業者でしか対処できないような構造や、重度のつまりの可能性がります。

たとえば、専門業者に高圧洗浄によるつまり解消を依頼する場合、相場としてはおよそ2万8,000円からとなっているようです。集合住宅の高層階のお部屋のように排水管が長い場合には追加料金が発生する場合もあるため、あらかじめ見積もりを出してもらうようにしましょう。

自己流の修理を続けることで余計に状態を悪化させてしまう恐れもあります。実際には簡単な修理で問題なかったという場合も、排水管を傷つけてしまったり破損させてしまったりして、上記の金額よりも高額な工事となってしまうケースもあります。自分で解消できない場合には速やかに専門業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

今回は排水口からボコボコ音が鳴る原因、ボコボコ音が鳴っているときの対処方法、対処法で解消できないときにすべきことについて詳しく解説してきました。

ボコボコ音は排水口の構造的な問題か排水管のつまりが原因でした。構造上の問題では通気弁の設置、つまりが原因のときには自力で解消できる対処方法がいくつかあるので、一度試してみてください。

しかし、これらの方法で解消しない場合には無理に作業を続けず、速やかに専門業者に作業を依頼するようにしましょう。そして、キッチンを適切に利用することでつまりは発生しなくなります。まずは日ごろから適切な使い方を意識したリメンテナンス怠らないようにしましょう!

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