台所（キッチン）のシンクに発生したコバエの退治方法や予防のポイント -みえ水道職人 -三重県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

台所（キッチン）のシンクに発生したコバエの退治方法や予防のポイント

2021年05月06日キッチンのトラブル

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台所に発生するコバエの種類と特徴

夏になると台所のシンク周辺でコバエを見かけることが増えます。実は、台所で見かけるコバエにはいくつか種類があるため、それぞれの特徴を知っておくとよいでしょう。

特によく見られるのがショウジョウバエです。ショウジョウバエは体長2～3mmでよく見ると赤い目をしています。腐敗した果物が発生源になることが多いため、生ゴミを入れている三角コーナー付近などでよく見かけるはずです。寿命は約2ヶ月と短めですが、1日約40個もの卵を産み、繁殖スピードがとても速いことから、大量発生しやすいコバエといわれています。

そのほかに多いのが、ノミバエです。体長はショウジョウバエと同じくらいですが、黄褐色をしていてノミのように丸い見た目をしています。生ゴミや排水溝が発生減になることが多く、食品に産卵してしまうこともあるので要注意です。ほかに、水回りに発生しやすいチョウバエ、観葉植物に発生しやすいキノコバエも台所のシンク周辺でよく見かけます。

コバエはいつ、どこから発生するのか？

いつの間にかシンク周りで見かけることの多いコバエは、いつ、どこから発生しているのか気になるでしょう。どこからともなく発生しているように見えるコバエですが、実は屋外から侵入してきているのです。玄関のドアや窓を開閉する際に入り込み、家の中で繁殖して増えていきます。

コバエは一度に産む卵の数が多く、繁殖スピードも速いため、たった1匹が家の中に入り込んだだけでも、あっという間に増殖してしまうのです。コバエは湿気やエサがある場所で繁殖するため、水を使う場所で生ゴミもあるキッチンは、格好の繁殖場所になります。

コバエが発生しやすいのは暖かい時期ですが、特に6～10月頃は増えやすいので注意してください。ただし、8月頃の気温が高すぎる時期は卵がかえりにくくなるため、一時的にコバエが減る可能性があります。

コバエが発生する原因は？

コバエの発生原因としてもっとも多いのは、生ゴミをきちんと処理しないことです。コバエは腐敗した食べ物を大変好むため、半日、生ゴミをシンクに放置しただけでも発生してしまいます。特に、夏場は気温が高いので生ゴミが腐敗するスピードも速く、特に注意しなければなりません。

そのほかにも、シンクに置いてある三角コーナーや排水溝に腐った水が溜まっていると、そこにも発生しやすくなるのです。もちろん、食べ残しや飲み残しの放置も発生原因になります。テーブルやキッチンに置きっぱなしにせず、その都度片付けるように心がけてください。キッチン周りは特にコバエが発生しやすい条件がそろっていることを覚えておきましょう。コバエの発生原因が分かれば、どうすれば予防できるのかも自然と分かってくるはずです。

シンクのコバエを退治する方法

シンクに発生したコバエを退治する方法はいくつかあります。もっとも即効性があるのは殺虫剤です。市販の殺虫剤にはスプレータイプと置き型タイプがあるため、状況に合わせて使い分けるとよいでしょう。たとえば、小さな子どもがいる家庭では殺虫剤をスプレーすることに抵抗があると思うので、置き型タイプのものにコバエを引き寄せて駆除するのがおすすめです。

また、殺虫剤自体を使いたくないという場合は、麺つゆやお酢を使ったトラップでコバエ取りをする方法があります。口が広く浅めの容器に水を1cmほどの高さまで入れ、そこに水と同量のめんつゆかお酢を加えて
ください。

更に、食器用洗剤を数滴たらしておきましょう。強い臭いに引き付けられたコバエがトラップにかかり、洗剤に含まれる界面活性剤の作用によってそのまま沈み、死滅します。これらの方法を試してもコバエを駆除できない場合は、専門の業者に依頼したほうがよいでしょう。

コバエを予防するポイント

コバエを予防するポイントは、キッチンを清潔に保つことです。生ゴミはそのまま放置せず、新聞紙にくるんでからビニール袋に入れて密閉するとよいでしょう。排水溝や三角コーナーに汚れやヌメリがあるとコバエが寄ってきやすくなるため、こまめに掃除をしてください。仕上げに塩素系漂白剤をまいて15分ほど放置し、水で流すとコバエの卵まで駆除できます。

また、コバエが屋外から侵入しないように、玄関ドアや窓を開けっぱなしにしないよう心がけることも大切です。換気のために窓を開けたいというときは、できるだけ目の細かい網戸を設置することをおすすめします。