水のコラム

【トイレの水漏れの原因】フロートバルブの老朽化とは?

2021年05月07日 トイレのトラブル

トイレで水漏れトラブルが発生した際に、原因の一つとなるのが「フロートバルブの老朽化」です。フロートバルブとはどのような部品で、古くなるとどのようなトラブルを引き起こすのでしょうか? トイレの水漏れに関する基礎知識として、今回は「フロートバルブ」を紹介します。

フロートバルブとはどんな部品?

フロートバルブとは、トイレのタンク内で働く部品の一つです。トイレで水を流す際に使用するのがレバーですが、タンク内を覗いてみると、レバーから鎖がつながっていることがわかります。その鎖の先端にあるゴム製の部品をフロートバルブと言います。

フロートバルブは、レバーの動きと連動して、排水口を開閉します。レバーを動かせば鎖によってバルブが持ち上げられ、排水口が開く仕組みに。開いた穴から、一気に水が流れ出します。タンク内の水が無くなれば、またバルブは閉じますから、次の水を貯められるようになるというわけです。

フロートバルブはゴム製のものが一般的ですが、近年プラスチック製部品にパッキンを取り付けたものも増えてきています。「タンクの内部を見てもゴム製の部品が見当たらない!」と思ったときには、まずは落ち着いて、タンク底をチェックしてみましょう。鎖の先、排水口の栓の役割を果たしている部品を見つけたら、それがフロートバルブです。

フロートバルブの老朽化によるトラブルとは?

トイレタンク内に設置された部品は、ほぼ常に水に浸かっている状態です。過酷な環境下で日常的に使われる部品だからこそ、時間の経過とともに、徐々に劣化していきます。フロートバルブも例外ではありません。ゴム製のフロートバルブが老朽化すると、素材そのものが変化し、栓としての機能を果たさなくなってしまいます。具体的には、以下のようなトラブルを引き起こしてしまうでしょう。

・トイレタンク内の水が少しずつ便器に漏れだす
・トイレの水が止まらない

またフロートバルブ本体は無事でも、バルブからつながる鎖に異常が発生しているケースもあります。この場合、レバーを動かしてもフロートバルブが上がらないため、「トイレの水が流せない」というトラブルが発生してしまいます。

プラスチック製のフロートバルブの場合も、パッキン部分はゴムでできているため、経年劣化してしまいます。パッキンがうまく働かなくなれば、やはり水漏れトラブルが発生してしまいますから、トラブルに気づいた段階で修理交換してください。

交換頻度と確認方法

フロートバルブの寿命は、約10年です。家族が多い、トイレの使用回数が多い場合には、7~8年程度でトラブルが発生するケースもあります。新築やリフォームでトイレを設置した後、7~8年が経過したら、フロートバルブの老朽化についても頭に入れておきましょう。いざトラブルが発生した場合にも、落ち着いて対処できるはずです。

フロートバルブが老朽化し、水漏れしている場合、部品を新品に交換すれば症状はおさまります。ただしトイレの水漏れに関連する部品は、フロートバルブだけではありません。交換前にはまず、「問題がフロートバルブにあること」を確認しておきましょう。

確認のための手順は以下のとおりです。

1.トイレの止水栓を閉める
2.トイレタンクの中の水を空にする(レバーを動かせばOK)
3.フロートバルブの鎖が切れたり外れたりしていないことを確認する
4.フロートバルブが、排水口にしっかりはまっていることを確認する
5.タンク内に水を入れて、もう一度レバーを作動させてみる
6.開閉に問題がある場合は、フロートバルブの交換へ進む

フロートバルブの鎖や位置は、日常生活の中で外れたりズレたりしてしまう可能性があります。「鎖が外れているだけ」「位置がずれているだけ」という場合は、これらを元通りに設置し直せば、水漏れトラブルを解消できるでしょう。鎖や位置に問題がないにもかかわらず、しっかりと開閉できない場合は、トイレのメーカーと型番を確認の上、新しいフロートバルブを手配してください。フロートバルブに問題がない場合、水漏れの原因は他の部品と考えられます。浮き球やレバー、ピストンバルブなど、別の部品の状態をチェックしましょう。

フロートバルブの交換方法は?

一般的なフロートバルブであれば、交換作業はそれほど難しくはありません。老朽化したフロートバルブを鎖ごとタンクから取り外し、購入した新しい部品を設置しましょう。フロートバルブがしっかりとはまっていることを確認したら、止水栓を開けます。レバーを操作して、タンク内の水位に異常がないかどうかを確かめてください。問題がなければ、タンクのふたを閉めて修理は完了です。

プラスチック製部品にパッキンが付けられたタイプでは、パッキンのみの交換となります。部品をタンク底から取り外したら、貼り付いたパッキンを剥がしましょう。新しいパッキンを取り付けて、部品を元に戻してください。部品の取り外し方がわからない、新しい部品の手配ができないといった場合には、水回りの修理業者に対応を依頼しましょう。

三重県内でトイレの水漏れにお困りの方へ

トイレの水漏れを放置すると、水道代の高騰や、床や壁の劣化に繋がりかねません。少しでも「おかしいな?」と思う点があれば、その原因を突き止めることを習慣にしてみてください。自分では難しい修理交換は、私たち、みえ水道職人にお任せいただければ大丈夫です。フロートバルブや鎖の状態も、しっかりとチェックいたします。

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