水のコラム

トイレの下水臭さの原因は詰まり?封水切れの仕組みと対処法

2021年05月07日 トイレの直し方・メンテナンス

トイレで下水の臭いが気になったとき、まず疑いたいのが「封水切れ」です。封水切れとはどのような症状で、なぜ臭気上がりの原因になってしまうのでしょうか? ここでは封水切れの仕組みや原因、修理のポイントをわかりやすくお伝えします。

下水の臭いが上がってくる原因は封水切れ

トイレで下水の臭いが気になる場合、排水管から臭気が上がってきていると考えられます。排水管の異常やパッキンの劣化など、臭気上がりの原因はさまざまですが、その中でも特に多いのが「封水切れ」です。封水とは、排水口の奥の臭いや害虫の侵入を防ぐために便器内にためられた水のこと。普通にトイレを使っていれば、常に一定の水位を保っているはずです。この水が、排水口の奥とトイレを隔てる栓の役割を果たしています。

何らかの理由によって封水がなくなると、排水口奥の臭気がそのまま上がってきて、トイレ内に充満してしまいます。便器の底に水が残っている場合でも、普段よりも水位が低いときは注意しましょう。水の量が少な過ぎて、栓の役割を果たさなくなっているケースがあります。

なぜ封水がなくなるのか?

トイレの臭気対策に、重要な役割を果たしている封水。「便器の底にいつでもあるもの」というイメージですが、なぜなくなってしまうのでしょうか? 封水がなくなる理由は以下のとおりです。

・蒸発
長く家を空けたあとに封水切れが起きていたら、その原因は蒸発と考えられます。時間の経過と共に、封水は減っていくもの。家族が家にいてトイレを使っていればなくなることはありませんが、流す機会がなくなれば封水は減る一方です。気温が高くなる夏は、水の蒸発量も増えます。約1ヶ月で、封水は完全になくなってしまうでしょう。

蒸発現象を完全に防ぐことはできませんが、出かける前に便器内の水を増やしておけば、水がなくなるまでの時間は長くなります。また不動産会社などで使われている排水管蒸発防止剤は、封水の蒸発を防ぐための特殊な薬剤です。この薬剤を入れておけば、封水の蒸発を約6ヶ月防いでくれます。

・排水管の詰まり
排水管の汚れや詰まりも、封水切れの原因になります。排水管の奥の流れが悪くなると、水が流れるのに時間がかかるようになります。封水をためる機能にも影響を与え、うまくたまらなくなるケースがあるのです。

また詰まりの原因がトイレットペーパーや髪の毛の場合、細かい繊維が封水を徐々に吸い取ってしまいます。少しずつ封水が減り、最終的には無くなってしまう仕組みです。排水管の詰まりや汚れが原因である場合は、汚れを取り除くのが一番です。ラバーカップや専用薬剤を使って、汚れを溶かし押し流しましょう。

・補助水管のトラブル
封水の水位は、トイレタンク内に設置された補助水管という部品によって上げられています。この補助水管になんらかのトラブルが発生すると、封水がたまらなくなってしまいます。トイレタンク内を掃除する際に、誤って部品を外してしまうケースが多いので、一度チェックしてみてください。

・誘引現象
誘因現象は、マンションやアパートに住んでいる方が遭遇しやすいトラブルです。自分よりも上の階で大量の水が流されると、排管内の気圧が変化し、階下のトイレから封水が吸い込まれてしまうことがあります。誘導サイフォン作用と言いますが、いつ起きるのかわからないのが難しいところです。気圧を安定させるために通気管を設置したり、排水管の大きさを変更したりするのがおすすめですが、賃貸物件の場合はまずは管理会社や大家さんに相談しましょう。

修理交換のポイント解説

自宅のトイレで封水切れによる悪臭が気になったら、まずは一度水を流してみましょう。便器の底に水がたまり、無くならなければ問題はありません。ある程度様子をみて、再度問題が起きるようであれば、修理交換を検討するのがおすすめです。

家を留守にしていないにもかかわらず封水切れが起きた場合、もっとも疑わしいのは排水管内の詰まりです。自力での対処が難しければ、修理業者を手配しましょう。業者用の強力な薬剤や汚れ除去アイテムを使って、素早く状況を改善してもらえます。排水管そのものに問題が生じている場合でも、業者に任せておけば安心です。

もう一つ意識したいのが、補助水管の修理交換です。部品が外れているだけであれば、元通りに接続すれば大丈夫です。経年劣化によって補助水管が破損している場合は、部品ごと交換しましょう。

補修用ボンドで補修する方法もありますが、またいつトラブルが発生するかわかりません。トイレ設置から年数が経過している場合、新品の部品へと交換しておいた方が安心です。補助水管の再接続、部品の補修・交換も、修理業者に対応してもらえます。素人では気づかないような、些細なトラブルも発見してもらえるので、部品に異常を察知したら、ぜひ利用してみてください。

下水臭が気になったときもみえ水道職人が対応します

自宅のトイレで下水臭が気になったときは、封水切れを起こしていないかどうか確認しましょう。もし便器の底の水がなくなっていたら、それこそが悪臭の原因です。封水切れ対策が、悪臭対策にもつながりますから、ぜひ実践してみてください。

部品の修理交換が必要な場合や、一通り対策してみたが封水切れになる原因がわからない場合、みえ水道職人にご連絡ください。伊賀市や津市、四日市市や鈴鹿市、松阪市など、さまざまな現場に急行し、お客様それぞれのお困り事に対応します。

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