水のコラム
コロナ感染拡大を防ぐために知っておきたいトイレと浴室の清掃
トイレを除菌するコツと使用する道具
トイレは普通に使用しているだけでも、さまざまな雑菌やウイルスが数多く存在しています。
トイレを除菌するためのコツとしては、目視できない汚れに対して適切なアプローチをすることが大切です。
たとえばトイレには色々な場所に便器の水が跳ねています。
トイレの水を流す際に便座を閉めることなく流すと、周囲に細かく水が跳ねていくのですが、これらはなかなか目に見える汚れとなって残りません。
しかし見えないからといってきれいな水ではないので、そのまま放置しておくことウイルスや雑菌が広がる恐れもありますし、汚れが蓄積されていくことで悪臭を発生させる原因にもなるでしょう。
このように一見汚れているように見えなくても、さまざまなリスクが潜んでいるのがトイレです。
汚れている箇所をきれいにして終わりではなく、目に見えない部分も入念に清潔することではじめて予防になります。
トイレの除菌に必要なアイテムは簡単に用意できるので、チェックしておきましょう。
まずは雑巾ですがしっかりと除菌するためには、雑巾を当てるものの形に合うようなやわらかいものがおすすめです。
除菌する際にはマスクも忘れずに着用することが大切です。
除菌中に水が跳ねることで、とくに腕などには菌が付着しやすいのでゴム手袋は手首まで隠れるものを選びます。
便器の内部などを除菌清掃するのに使用するブラシは清掃後にそのまま戻さず、水などで洗い流し乾燥させてから保管するようにしましょう。
洗剤は新型コロナウイルスに効果があるとされている、界面活性剤が入ったものを使用するようにしてください。
トイレを正しく除菌するための清掃手順
トイレを除菌する際には汚れやウイルスを溜めないためにも、順番が大切です。
基本的に高いところから除菌をはじめて、低いところに降りてくるようにします。
最初に壁から掃除を始めますが、このときも上から下に拭くことを意識して除菌します。
拭くときのポイントは雑巾をこするように往復させず、一方向に拭くことです。
こするように動かしてしまうと菌を広げてしまうためです。
トイレットペーパーホルダーを除菌するときは、手間はかかりますがトイレットペーパーをホルダーから外して除菌しましょう。
タンクに付属している手洗い器で普段手を洗っている場合は、周囲に雑菌やウイルスが飛散していることがあるので重点的に拭き掃除します。
便器は洗剤を活用しながらブラシで内部を隅々までこすってください。
除菌が終了したら便座の蓋を確実に閉めてから水を流すことが大切です。
蓋を開けたまま流してしまうと、雑菌やウイルスが広がってしまうので普段使用するときから閉めて流す癖をつけておくことをおすすめします。
最後に床を除菌しますが、このとき大切なのが雑巾を使用して奥から手前に動かすことです。
手前から奥に動かしてしまうと、トイレの奥に雑菌やウイルスが溜まってしまう可能性が高いので忘れずに意識して取り組みましょう。
浴室を除菌するコツ
浴室の除菌で大切になるのは換気です。
除菌清掃中ではなく清掃前に換気するようにしましょう。
換気しないと空気に存在するウイルスを吸引してしまう可能性が高いためです。
浴室は狭い空間で基本的に密室であるため、空気が閉じこもりやすいので換気は忘れずにしてください。
除菌のコツもう一点は触れた道具を除菌することです。
当たり前のことに聞こえるかもしれませんがウイルスの感染は手からが多く、浴室は複数人が同じ部分を触れやすいのでそういった箇所を意識して除菌します。
浴室の除菌方法
浴室の除菌消毒は普段の掃除で使用している家庭用の洗剤で大丈夫です。
ただし特定の箇所には次亜塩素酸ナトリウムの使用をおすすめします。
特定の箇所というのはイスと床が該当します。
これらの箇所は座ったりするため汚染物が付着しやすいです。
家庭用の洗剤では除菌力に少し欠けるので、この2箇所は次亜塩素酸ナトリウムを使用してしっかりと除菌消毒しましょう。
除菌方法はスポンジなどに家庭用の洗剤をかけて、手すりやシャンプーなどのボトルを拭いていきます。
触れる頻度の高い箇所が多くて除菌し忘れることもあるでしょう。
そういった場合は除菌に取り組む前に、除菌箇所の一覧を記載したチェックリストなどを簡単なものでいいので作成することをおすすめします。
一度作成すれば今後も使用できますし、一部の箇所を除菌し忘れる心配もなくなります。
誰が除菌しても同じ質で取り組める点もポイントです。
次亜塩素酸ナトリウムを使用する際の除菌方法は、該当箇所に液をかけて水で洗い流すだけです。
ドアノブなどは液体をかけることが難しいため、ウエスなどに液をかけて一方向に拭いてあげましょう。
拭いたあとは水拭きをすることも忘れないようにしてください。
一通り除菌を終えたらスポンジも消毒します。
次亜塩素酸ナトリウムか熱湯に10分程度つけておく方法がおすすめです。
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