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水のコラム

台所の臭いは何が原因？臭いの消し方と予防法も紹介

2021年07月21日キッチンの直し方・メンテナンス

キッチンから嫌な臭いがすると不衛生な感じがして気持ちよく料理ができません。しかし、汚れがたまりやすい場所なので放っておくと、すぐ臭いが気になるようになってしまいます。今回は、キッチンの臭いの原因として考えられるものや、原因ごとの対処方法、臭いを予防するポイントなどをご紹介しましょう。

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臭いの原因は？

キッチンで臭いの原因になりやすいものとその消し方についてご紹介しましょう。

・雑菌が繁殖して発生する臭い
シンク周辺で嫌な臭いがするのは、水回りに繁殖しやすい雑菌が原因です。三角コーナーに捨てた生ゴミや排水溝に流れた食材カスなどが腐敗して雑菌が繁殖し、悪臭を放つようになります。また、生ゴミを捨てるためのゴミ箱をキッチンに置いている場合は、そこが臭いの発生源になる可能性も高いでしょう。実際に生ゴミが入っていなくても、三角コーナーやゴミ箱自体に臭いが染み付いてしまっていることも考えられます。

ほかにも、生乾きのまま放置した布巾に雑菌が繁殖し、嫌な臭いがするようになることも多いです。原因不明の臭いがしているときは、布巾の臭いをチェックしてみるとよいでしょう。

・油汚れの臭い
コンロ回りの臭いは油汚れが原因の可能性が高いでしょう。調理中に油が飛び散り、壁や床にも付着した油汚れが酸化し、嫌な臭いを発するようになるのです。また、油を含んだ蒸気を換気扇が吸い込む際に、換気扇回りが油でギトギトになってしまうこともあります。そのほかにも、魚焼きグリルや電子レンジにこびり付いた油汚れが、悪臭の原因になることも少なくありません。

・排水溝の臭い
排水溝周辺から嫌な臭いがするときは、いくつか原因が考えられます。ゴミ受けや排水溝にたまったゴミや汚れが原因で雑菌が繁殖している可能性もありますが、排水トラップや排水ホースに問題が発生していることもあるのです。たとえば、ワントラップが外れかけていたり、封水がなくなってしまっていたりすると、下水の臭いが上がってきてしまいます。

そのほかにも、排水ホースが破損していることや、途中で詰まりが発生していることなども臭いの原因になるのでチェックしてみてください。とくに、排水ホースの破損や詰まりは水漏れの原因にもなるので注意が必要です。マンションやアパートなどの集合住宅では水漏れの被害が階下にまで及んでしまう可能性があるため、早めに発見して対処しなければなりません。

雑菌による臭いの消し方と予防法

雑菌が原因の臭いを消すためには、消臭・抗菌の効果がある重曹を使うのがおすすめです。三角コーナーの生ゴミは長時間放置せずにすぐゴミ箱に捨てるようにし、ゴミ箱に重曹を粉のまま振りかけておくとよいでしょう。使い終わった三角コーナーも、重曹を振りかけてしばらく放置してから、スポンジで擦り洗いしてください。

布巾はキッチンハイターを使って小まめに除菌・殺菌しましょう。除菌した布巾は必ず広げた状態で干すようにしてください。臭いを予防するには、三角コーナーを置くのをやめる、生ゴミは新聞紙に包んでから捨てるなどの方法がおすすめです。

油汚れの臭いの消し方と予防法

油汚れは酸性なので、アルカリ性の性質を持つセスキ炭酸ソーダを使うと臭いも取り除けます。セスキ炭酸ソーダを水に溶かしてスプレーボトルに入れ、汚れに吹きかけながら拭いていくとよいでしょう。換気扇のフィルターや魚焼きグリルは、セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に浸け置きするのがおすすめです。

油汚れによる臭いを予防するには、蓄積しないうちに拭き取ることが何より大切です。冷めてしまうと油が固まって拭いても落ちにくくなるため、調理が終わってまだコンロ回りが温かいうちに拭き取ってしまいましょう。

排水溝の臭いの消し方と予防法

排水トラップや排水ホースに問題がない場合は、雑菌の繁殖や詰まりが原因の可能性が高いです。パイプユニッシュなど市販のパイプ用洗剤を使って定期的に掃除しましょう。重曹とクエン酸を振りかけ、その上からお湯をかける方法でぬめりや汚れを落とす方法もおすすめです。

これらの方法を試しても詰まりが解消されない場合は、排水ホースを取り外して詰まりの原因を取り除くことも必要になるでしょう。それでも詰まりが直らない場合は、なるべく早く業者へ連絡してください。排水溝の悪臭を予防するには、ゴミ受けのゴミは毎回きちんと取り除き、1日の終わりに50℃以上のお湯を排水口に流して油汚れを溶かすなどの方法があります。