水のコラム

給湯器の水漏れの原因は?放置するリスクや対処法を紹介

2026年09月01日 2026年09月02日 給湯器の水漏れ

給湯器から水が漏れている原因は、内部部品や配管の劣化、接続不良、凍結などが挙げられます。一方で、エコジョーズのドレン配管や電気給湯器の排水口から出る水のように、機器が正常に作動する過程で排出されているケースも少なくありません。

この記事では、給湯器から水漏れが発生した時の応急処置や主な原因、放置するリスク、修理と交換の判断基準、修理費用の目安を紹介します。

給湯器の水漏れの応急処置

給湯器から水漏れしている場合は、給水元栓を閉め、給湯器の種類に応じて電源やガス栓を確認しましょう。ただし、電源プラグやコンセントが濡れている場合は、感電のおそれがあるため、直接触れないでください。

元栓を閉める

まず、給湯器の運転を停止し、台所や浴室などにある給湯栓を閉めます。つぎに、給湯器に水を送る給水元栓を時計回りに回し、水漏れが止まるかチェックしましょう。

ガス給湯器の給水元栓は、一般的に本体下部につながる配管の途中に設置されています。一方で、エコキュートや電気温水器は、貯湯ユニットの脚部カバー内や給水配管の途中に取り付けられている場合もあります。

電源プラグを抜いてガス栓を閉める

ガス給湯器は、電源プラグとコンセントに水分が付着していないか確認してからプラグを抜きましょう。続いて、給湯器につながるガス栓を閉めます。

ただし、ガスのニオイを感じる場合は、電源プラグの抜き差しや、換気扇を含む電気スイッチの操作を避けてください。

なお、電気給湯器やエコキュートにガス栓はありません。給水元栓を閉めてから、取扱説明書に沿って、配線用遮断器や本体の漏電遮断器を「切」にします。

マンション・賃貸の場合は管理会社や大家へ連絡する

賃貸住宅で給湯器から水漏れしている場合は、給水元栓などを閉めてから管理会社や大家へ連絡しましょう。給湯器が建物の設備として設置されていると、管理側が修理や交換を手配することがあるためです。

また、自身でメーカーや水道修理業者へ依頼すると、契約内容によっては作業費の負担を巡って問題が生じる可能性があります。連絡した際は、水漏れした場所や発生した時間、給水元栓を閉めたかどうかを伝えてみてください。

関連記事:給湯器から水漏れが起きた時に確認してほしいこと

給湯器から水漏れする原因

給湯器から水漏れする主な原因には、パッキンの摩耗や配管の接続不良、凍結、内部部品の破損などがあります。なお、水漏れの場所や状況によって原因は異なるため、発生箇所を確認することが不可欠です。

経年劣化によるパッキンの摩耗

給湯器と配管の接続部には、水漏れを防ぐためにゴム製のパッキンが取り付けられています。長期間使用するとパッキンが硬化・変形し、接続部から水がにじむ可能性があります。

なお、パッキンの劣化による水漏れは、一滴ずつ水が落ちる程度から始まることもあるため注意が必要です。水漏れが少量でも、放置すると接続部の腐食や周辺設備の劣化につながりかねません。

配管の接続不良

給湯器には、給水管や給湯管、追い焚き配管、ドレン配管などが接続されています。配管のナットが緩んでいたり、取り付け角度がずれていたりすると、接続部から水が漏れる場合があります。

また、給湯器の設置直後や配管工事後から水漏れしている場合は、施工時の接続状態に問題がある可能性も考えられます。

そのため、外から見えるナットを自身で締めると、配管の変形や接続部品の破損につながるおそれがあるため、無理な作業は避けましょう。

配管の凍結

気温が低下すると、給湯器につながる配管内の水は凍結しやすくなるものです。水は凍結すると膨張するため、配管や継ぎ手にひびが入り、気温の上昇によって氷が溶けたあとに水漏れが発生する場合があります。

また、給湯器や配管に熱湯をかけると、急激な温度変化によって配管や給水元栓が破損するおそれがあるため、熱湯の使用は避けてください。

内部部品の破損

給湯器内部には、熱交換器や減圧弁、逃し弁、ポンプ、内部配管など、多くの部品が使用されています。

これらの部品が劣化または破損すると、本体内部から水が漏れる場合があります。もし、外装の継ぎ目や本体下部から水が流れ続ける場合は、内部部品の不具合が考えられるでしょう。外装を開けたり、内部配管へ補修テープを巻いたりせず、機器の使用を中止してください。

給湯器の水漏れを放置するリスク

給湯器の水漏れを放置すると、機器内部の腐食や電気部品の故障、水道料金の増加、建物への浸水などにつながるおそれがあります。特にガス給湯器は、燃焼や給排気に異常が及んだ状態で使用を続けることも避けなければなりません。

たとえ正常な排水か判断できない場合でも、水が流れ続けている時は給湯器の使用を中止しましょう。

一酸化炭素中毒になるおそれがある

給湯器からの水漏れだけで、必ず一酸化炭素が発生するとは限りません。ただし、水漏れによって燃焼部や給排気設備に異常が生じた状態でガス給湯器を使用すると、不完全燃焼につながる可能性があります。

一酸化炭素は目に見えず、ニオイでも判断できないものです。そのため、給湯器から異音がする、炎の状態がおかしい、排気口周りにすすが付いているといった異常が見られる場合は、使用を中止してください。

さらに、気分が悪い、頭痛や吐き気があるなど体調に異変を感じた場合は、その場から離れて新鮮な空気のある場所へ移動しましょう。

漏電や火災が発生する可能性がある

給湯器の内部には、制御基板や点火装置、ポンプなどの電気部品が組み込まれています。水が電気部品や電源コードへかかると、漏電や故障につながる可能性があります。

焦げたニオイがする、ブレーカーが繰り返し落ちる、電源部分から異音がするといった場合は、使用を続けないでください。

また、給湯器や電源コンセントの近くには、段ボールや布などの燃えやすい物を置かないようにしましょう。

水道代・ガス代がかさむ

給水管や給湯管から水が流れたままになると、水を使用していない時間帯も水道メーターが動き続け、水道料金がかさむ可能性があります。漏れている量が少なくても、長時間続けば水の使用量が増える原因となるでしょう。

また、お湯が流れる配管で水漏れが発生している場合や、給湯器が作動と停止を繰り返している場合は、ガスや電気の使用量に影響することもあります。水道・ガス料金の請求額が急に増えたことで、水漏れに気づくケースも見られます。

階下への浸水被害が起こる

集合住宅のベランダやパイプシャフト、室内に設置された給湯器で水漏れが起こると、漏れた水が床や壁を伝って階下へ広がる場合があります。

少量の水漏れでも、長時間放置すると建材へ浸透し、内装や家財に被害が及ぶおそれがあるため注意が必要です。特にマンションやアパートでは、階下の住戸へ影響が出る可能性があります。水漏れを確認した場合は、被害状況を記録し、管理会社へ連絡するなど早めに対応することが肝心です。

給湯器の水漏れは自身で直せる?

給湯器本体や内部部品からの水漏れは、自身で修理せず、専門的な知識を持つ業者へ相談する必要があります。ガスや電気、給水、給湯など複数の設備が関係しており、分解には資格や専門知識が必要になる場合があるためです。

そのため、自身で行う対応は、給湯器の運転を止め、給水元栓やガス栓、電源を安全に遮断する範囲にとどめましょう。なお、外装を開けたり内部を修理したりせず、水漏れ箇所を確認する場合は見える範囲で状況を記録してください。

給湯器の修理と交換の判断

給湯器を修理するか交換するかは、使用年数や水漏れ箇所、不具合の範囲、補修部品の供給状況などを踏まえて判断します。水漏れの原因が配管や接続部だけであれば、給湯器本体を交換せずに済む場合があります。

一方で、長期間使用しており、複数の内部部品が劣化している場合は、一部を修理しても別の不具合が発生するリスクもあるでしょう。

修理したほうがよいケース

設置からの年数が比較的浅く、水漏れの原因がパッキンや配管の接続部などに限定されている場合は、修理で対応できる可能性があります。

保証期間内であれば、無償または負担を抑えて修理できる場合もあるため、保証内容を確認しましょう。また、設置工事の直後に配管の接続部から水漏れが発生した場合は、工事保証の対象となることもあります。

関連記事:給湯器の故障?修理が必要なケースなど解説

交換したほうがよいケース

使用開始から長期間が経過し、内部部品の故障や水漏れを繰り返している場合は、交換を検討しましょう。修理対象の部品が生産終了していると、修理を依頼できない場合もあります。

なお、熱交換器や複数の内部部品に不具合がある場合や、修理作業費が高額になる場合も、交換後の使用期間を含めて検討してみてください。修理と交換のお見積もりをそれぞれ確認すると判断しやすくなるはずです。

給湯器の水漏れ修理にかかる費用の目安

給湯器の水漏れ修理にかかる作業費は、本体内部の故障か、給水管・給湯管の不具合かによって異なります。

みえ水道職人では、その他の給水に関する水漏れ作業として、漏水調査などが8,800円~、給水・給湯の一部補修などが22,000円~、出張費が1回3,300円を目安に記載しています(令和8年7月時点)。

ただし、給湯器本体の内部部品代や製品代は含まれません。配管の状態や設置環境、補修範囲によって総額が変動し、実際の金額は現地確認後のお見積もりで確定します。

詳しくは、料金一覧ページをご確認ください。

水道修理業者を選ぶ際のポイント

給湯器周りの水漏れを依頼する際は、漏れている箇所に対応できる水道修理業者か確認しましょう。給水管や給湯管の補修と、給湯器本体の修理では必要な資格や対応できる範囲が異なるためです。

また、水道局指定工事店であることや、居住地域が対応エリアに含まれているか、作業前にお見積もりを提示するかも確認しましょう。

水道局指定工事店

水道局指定工事店とは、水道事業者から給水装置工事を適正に行えると認められた事業者のことです。給水管や給湯管の補修が必要な場合を考え、居住する自治体の指定を受けているか確認してみてください。

ただし、水道局指定工事店であっても、ガス給湯器本体の分解やガス配管工事へすべて対応できるとは限りません。水漏れが本体内部から発生している場合は、メーカーやガス会社の窓口が適しています。

対応エリア

依頼前には、自宅が水道修理業者の対応エリアに含まれているか確認します。同じ県内でも、地域や交通状況によって訪問までの時間が変わる場合があります。

そのため、問い合わせ時に住所を伝え、訪問の可否と到着までの目安を把握しておきましょう。

対応スピード

給湯器から水が流れ続けている場合は、問い合わせの受付時間と訪問までの目安を確認します。ただし、「365日24時間受付」は問い合わせを受け付ける時間を示すものであり、常に直ちに訪問するという意味ではありません。

また、連絡時は水漏れの量や給湯器の種類、給水元栓を閉めたか、ガスのニオイがあるかを伝えてください。あわせて、エラーコードや水漏れ箇所の写真も用意すると、状況を共有しやすくなります。

料金体系

水道修理業者へ依頼する際は、作業費だけでなく、出張費や材料代、点検費、追加作業の条件を確認します。

公式ホームページに最低料金が掲載されている場合は、その料金に含まれる作業範囲まで把握しておきましょう。なお、現地確認後にお見積もりを提示し、依頼者が内容へ同意してから作業を開始する水道修理業者であれば、費用と作業内容を把握しやすくなります。

アフターフォロー

修理後に再び水漏れした場合の連絡先や、施工部分の保証内容を確認しましょう。配管補修の保証と給湯器メーカーの製品保証では、対象範囲や期間が異なる場合があるためです。

また、お見積もり書や作業明細書、領収書、交換部品の情報は保管してください。修理後に別の箇所で不具合が発生した場合でも、過去の作業内容を見返すことができます。

給湯器の水漏れならみえ水道職人へ

給湯器本体の内部から水が出ている場合は、メーカーや販売店への相談が欠かせません。一方で、給水管や給湯管の接続部、屋外配管から水漏れしている場合は、水道修理業者による点検や補修を検討しましょう。

みえ水道職人では、三重県内で給水管や給湯管など、水回りの水漏れに関するお問い合わせを365日24時間受け付けております。現地で水漏れ箇所を確認し、作業内容とお見積もりを提示したうえで作業へ進みます。

給湯器周りの配管から水が漏れている場合や、水漏れ箇所を判断できない場合は、当社へご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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